見学!ふくろもの工房さん
小雨の中の見学でした。
前日までの夏を思わせるような天気から、小雨が降る4月24日午後。
多少の肌寒さを感じながら職場見学に向かいました。
今回の職場見学のご協力先は、会津若松市にある、会津ふくろもの工房様です。
急なお願いに快く見学を引き受けてくださいました。感謝です。
会津ふくろもの工房様へは、サポステ利用者3名(女性)スタッフ2名の5名で、一通り作業の終わった時間帯に工房へおじゃま致しました。
皮の匂いが微かにする工房に一歩入ると、バッグの材料になる皮のパーツが並んでいます。
奥には工業用のミシンが5~6台あります。
様々なパーツは整然と並び、道具も取り出しやすい所に整頓され、いかにも職人の工房らしい雰囲気を醸し出しています。
~完成品を数種類見せて頂きました~
外見は驚くほどシンプルですが、内部には様々な工夫が凝らされています。説明を聞くと、パーツ一つ一つの見えないところにもさまざまな手が加えられており、バッグつくりの奥深さを知る事が出来ました。
~作業についてお聞きしました~
外部の会社で皮の裁断、皮鋤き(皮の端の部分を加工しやすく薄く削る)までを終えたパーツが入荷し、折り曲げる、たたく、接着や縫い合わせの工程を繰り返し完成品になります。それぞれの工程にそれぞれの職人さんが居ます。
会津ふくろもの工房様では、裁断され皮鋤きされたパーツが納品され、接着や縫い合わせる工程を経て完成品にして出荷するまでをおこなっています。
皮製品は、一度ミシンで縫ってしまうとやり直しがききません。ミシン針で穴をあけてしまうと不良品になってしまうから熟練が必要なのです。
~どこで販売されているか聞きました~
完成品は主に関東圏の販売店でエルゴポックと言うブランドなどで販売されているとの事でした。
~仕事で大事なことは~
社長さんは「手先が器用と持続力は別物。仕事自体は、器用さ、集中力よりも、『持続力』が何よりも必要だ。一つの作業が出来るようになるという目標を、いつまでにという期限をつけることが進歩する上で大事です。」と言っておりました。
仕事に就くということに対して、大切な心構えを改めて自覚し、ものづくりに大きな可能性を感じた職場見学でした。
会津ふくろもの工房様。
ありがとうございました。